I don’t think it’s の方が普通=ガラリと変わる英会話 13

こんばんは、ロドリシンコ博士です。相変わらず日本と日本人が大好きです。

日本人は周囲の人々との調和を大切にします。これは何度か書いた、日本人の遺伝子の
一つです。他人の邪魔をしない、他人と争いたくない、他人を否定したくない、そういう
気持ちが無意識に働きます。だから英語で話すときも”yes”を連発するが、英語の場合には
前の文章を良く見て、同意するときに”no”と言わなければならない場合があることを
お伝えしました。これと似ていることが他にもあります。
日本人が英語で”何々ではないと思う”ということを述べたいときには、この表現通りに
I think it is not ・・・ と言います。これは決定的に間違っているわけ
ではありませんが、英語では少し変な感覚で聞えて、急いで話すときには伝わりにくい場合
があります。なぜかというと、英語では、結論から先に話すからです。


つまり、”何々でないと思う”と言いたいときには、否定文が結論です。すると、”何々で
あるとは思わない” を英語にした、”I don’t think it is ・・・” という
言い方で、”I don’t think” という否定の結論を先に言う方がすんなりと通じやすい
のです。
結論から先に言うのは”I don’t think it is ” だけではなく、会話の組立でも同様
です。日本語では、周囲の状況や前提条件を話してから、最後に一番言いたいことを出す
のが良くある組立です。しかし英語では、一番言いたいことを先に行ってから、その理由や
背景を付け加える組立が多いです。
例えば、日本語での話し方だと、「今日は午後に雨が降るようですね。午前中は会社の中で
仕事をするが、午後は取引先を訪問する予定です。その時には荷物もあるし、結構歩き回る
ので、動きやすくしておく方がいいと思います。だから今日は傘を持っていくだけでなく、
カッパも持って行った方がいいと思います。」という風に、カッパを持っていこうという
結論が一番最後に出てきます。
これが英語会話だと、
” It’s better for us to bring rain coat as well as umbrella to go to work, ”
とカッパを持っていく方がいいよということをまず最初に言ってから、
“because it will be raining in this afternoon and we have to visit our
customers with much luggage in the afternoon. Flexible style will be nicer.”
という感じでその背景や理由や付け加えを話す方がいいのです。最初の一文を聴いたときに
もっとも言いたいことがわかる、それが一番伝わりやすい英語です。

それではまた会いましょう。お休みなさい。

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