文章の最初の音は特に大きく=ガラリと変わる英会話 12

こんにちは、日本と日本人を愛してやまないロドリシンコ博士です。
誠意を持って応じればお互いに分かり合えるという基本的な考え方が、日本にはあります。
誠意に対応する言葉が英語にあるかどうかはわかりませんが、自分だけでなく相手と周囲
のことを考えて最善となるように尽くす気持ち、ということでしょうか。日本人と言っても
多様な考え方を持つ大勢の人がいますが、基本的には何事にも誠意を持って接するのが当然
と考えている、あるいは昔からそう教育されています。だから、契約書にも、何か問題が
起こったらお互いに誠意を持って処理する、という文章が書かれていて、日本人はそれで
納得します。つまり、誠意を持った処理とは何をすることなのか、とは疑問に思いません。
起こった事態に応じて自分と相手の両方にとってベストになるように策を考えればいいから
いちいちどうするこうするとは決めておかなくていいということです。
そういう考えが無意識に基本にあるので、気持ちを込めて英語を話せば、相手は精一杯
理解する努力をしてくれると思っています。
だから、英語を話すときも、発音は気にしなくていいから自分の言いたいことを言えば
いい、発音が下手でもわかってくれると教わります。学校の英語の先生も発音については
必ずしもレベルが高くありません。
しかし、できるだけ相手にわかってもらうためには、相手にとってわかりやすいように
発音する、つまり正しい発音をする努力も必要です。
 誠意を尽くすとは、発音においても英語らしい発音をすることのはずです。
 以前に、日本人はsの発音が下手であることを書きましたが、発音について日本人が
気を付けるべきことは他にもいくつかあります。今回は、一つ一つの音のことではなく、
強弱についてお伝えします。
 これまた以前に、英語を話す日本人の声が小さ過ぎることを書きましたが、それに加えて
大切なのが、文章やキーポイントとなる単語の最初の音です。全体的に小声なのもよくない
が、外国人にとって、文章やキーポイントとなる単語の最初の音が聞こえなくて日本人の英語
が理解しにくいことがよくあります。
 なので日本人の皆さん、最初の音は思い切って特に大きな声で話し始めてください。
 単語や文体の選び方ももちろん重要ですが、とにかく相手に聞えないと伝わらないと話に
なりません。
 他にもいくつかあると上で述べた、日本人が発音の下手な音については、別の機会に改めて
書きます。

それではまた会いましょう。 お休みなさい。

Follow me!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *