そこにhereを置いてみる=ガラリと変わる英会話 6

こんにちは。日本と日本人を愛するロドリシンコ博士です。
日本人はとても勤勉で正直で実直です。だから学校の先生を尊敬し、学校で習ったことを
誠実に実行しようとします。それが日本の素晴らしい文化を長い間受け継いで、悪い方向に
変化させないように守ってきた根本的理由です。
しかし、学校の英語教育は会話に重点を置いていないので、英語コミュニケーションに
関しては学校で学んだ言葉をそのまま使うと必ずしもスムーズでないことが多くあります。
英語コミュニケーションのポイントは4種、A.言葉の選択、B.声と音、C.発音、D.内容
の構成、とある中で、今回は A.言葉の選択、「hereを置いてみよう」です。

 学校で英語を学び始めるときに、日本人は”A is B.”というのが最も基本的な構文である
と学びます。確かに、be動詞は英語の基本中の基本です。だから、多くの日本人が何でも
”A is B”という型にはめて話そうとします。言うまでもなく、この型が間違っているわけ
ではありません。しかし、”A is B” の連続ではとても幼稚な組立てです。他人とのコミュ
ニケーションで同じいい方ばかりを使うと相手に心が伝わりません。つまり、あなたは本気
でコミュニケーションをする気がないと思われるか、あるいはあなたは頼りない人であると
誤解されてしましかねません。
大丈夫、内容がわかりさえすればいいと多くの日本人は考えているようですが、実際に
あまりにも稚拙な言葉を話す人を仕事相手として信頼するでしょうか。やはり努力して相手
に自分の考えを精一杯わかってもらえる様にしている人の方を信じるし、その能力も高く
認められやすいでしょう。
そこで、シンプルで使いやすい言葉、”here”をお勧めします。

文章の最初にhereを置きます。
この場合、”here”は”ここ”という意味ではありません。一つの意味ではなく、例えばこん
な感じです。
“Here it is.” は、”This is your request.” の代わりになります。はいどうぞ、と
いった意味です。
“Here we go.” は ”さあ行こう” といった意味で、””。
“Here you go.” は”あなたの番です”といった意味で、”This is your turn” のように
使えます。
“Here is my idea” は”私に考えがある”といった感じで、”This is my idea” よりも
手慣れた表現です。
どれも手の込んだ言い方や難しい表現ではないし、他にも違った言い方はいくらでもある
でしょうが、here は日本人が意外と使わない簡単な言葉で、バリエーションの一つとして
使えば、あなたの英語トークがよりバラエティーを持てると思います。

それではまたお会いしましょう。お休みなさい。

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