大声で話せ=ガラリと変わる英会話 2
ロドリシンコ博士です。日本と日本人をとても愛しています。
日本人は英語を長年勉強していますが、英語を話してコミュニケーションするのは必ずしも上手
ではありません。そこで、簡単なことに気を付けるだけでコミュニケーションが進むポイントを
お伝えしていきます。
ポイントは大きく分けて、A.英語の単語や表現の選択、B.声やリズム、C.発音、D.内容の構成の
4点があります。
今回は B.声やリズム の初回で、「大声で話せ」です。
日本人はいつも周囲にいる人を気にしていて、他人を邪魔するのを嫌います。子供のころから
他人に迷惑をかけてはいけないと教育されます。だからほとんどの日本人は最小限の声で会話して、
必要以上に周囲の人に声が聞こえないように気を付けます。また、日本語は全ての音に母音が付いて
いるので、声が小さくても母音は聞こえやすいので日本語としては十分理解できる音になります。
ところがこの日本語の発声方法が英語会話においては裏目なのです。
日本人が日本語を話す発声方法で英語を話すと、外国人には非常に聞き取りにくいのです。
もちろん発音の面もありますが、そもそも声が小さくて十分に聞こえていません。
思い出してみてください、外国人に英語で話しかけた時に、まず間違いなく外国人は頭を傾けて耳を
前に出し、聞え難いというジェスチャーをするでしょう。そう、日本人の英語は聞こえない、のです。
英語を話すときには是非とも”大声を出せ”を思い出してください。
対照的に、外国人が英語を話すときには、怒鳴っているかと思うほど大きな声で話していることに
気付いたことがあるでしょう。あれは特別な発声ではなく、英語を話す人たちの普通の発声方法なのです。
つまり、子音に力を込めて声を出すようにしているのです。良く言う、腹から声を出すってやつです。
この腹から声を出す発声を文章で書いて説明するのは無理ですが、少なくとも怒鳴るつもりで大声を
出さなければ相手には聞えない、と考えてよいです。
腹から声を出すというのを敢えて説明すれば、役者が舞台でセリフを話すような発声、アナウンサーが
ニュースを読むような発声、あるいはお笑い芸人がネタを披露するときのような発声、これらを真似でき
ればベストということです。
それではまたお会いしましょう。お休みなさい。